« 2006年04月 | メイン | 2006年08月 »

2006年07月12日

「ばね指」で困っていませんか?

 指には腱(けん)とよばれるスジがあり、それによって指の曲げ伸ばしをすることができます。
そして、腱の通り道にはいくつかの腱鞘というトンネルがあります。
指の使いすぎによって腱と腱鞘の間で炎症が起こると、痛み、腫れ、熱感などが生じます。
これを腱鞘炎と呼び、進行すると腱と腱鞘がひっかかる現象(ばね現象)が生じてきます。
ばね現象とは、指の使いすぎによる刺激のための腱鞘の肥厚や、腱が肥大硬化したため、トンネル内をスムーズに通過できなくなった状態です。
 手をよく使う中年女性に多く発症しますが、最近はパソコンのキーをたたく職業の方が増えたせいか、男性でも見かけることがあります。
 好発部位は親指、中指、薬指で、手のひら側の各指の根元近くにしこりや圧痛、ばね現象の有無で診断されます。
 治療は軽症の場合は、手の使用を控え安静を保ち、腱鞘内へのステロイド剤の注射が有効なことが多いです。
3~4回の注射で症状がとれない場合は手術療法を行います。
手術は局所麻酔で腱鞘を切開する方法です。手術時間は10~15分程度で小さな傷ですみます。
手術後は痛みが気にならない程度に指を動かしてもかまいません。
抜糸まで7~10日ほどです。

医療法人社団明日佳
桜台江仁会病院
院長 後藤 哲二

(明日佳グループ広報誌 No.3より)

投稿者 asuka : 08:49